□ まず必要なもの

 

テンカラ釣りに必要な仕掛けと道具

 

①テンカラ竿

テンカラに使われる竿の長さは大体2.7mから4mほどで場所によって使い分けますが、入門用としては3.3m~3.6mの標準サイズがおすすめです。

硬すぎず柔すぎない、7:3や6:4調子くらいのものが扱いやすいです。

 

 

 

②ライン

基本的に使用しているテンカラ竿の長さと同じくらいが使いやすいです。

キャスティング練習や釣行を重ねていく中で、自身の使いやすい長さを見つけていくのも良いかもしれません。

視認性といった釣り人から見て、ラインやその先の毛鉤がどこにあるのかわかりやすくするためイエローやオレンジ、ホワイトなどのカラーバリエーションがあります。

こちらも好みで見やすい色を選択するとよいと思います。

 

またテンカラ用のラインには「テーパーライン」と「レベルライン」の2種類があります。

 

 

「テーパーライン」

ナイロンなどの細い糸を編み込んで1つのラインにしたものなので、とても強靭で狙ったところに飛んでいきやすいです。

 

こちらは3.0mや3.5mなど長さが初めから決まっています。

枝などに引っ掛けるとヨレヨレになってしまい、こうなると新たに購入する必要があります。

 

 

「レベルライン」

現在テンカラ釣りで一番普及しているラインです。20m~30m巻で売っていることが多いでので、丁度良い長さで切って使います。

 

号数が大きくなるごとに太くなっていきますが、3.0号~4.0号が標準的なのでそのあたりを選んでおけば問題ありません。

 

巻きグセがついてしまった場合は、布などでしごくことで真っすぐになっていきます。

 

 

③ハリス

ラインと毛鉤の間を結ぶ糸です。

主にフロロカーボン・ナイロンの2種類があります。

テンカラのハリスは専用の物もありますが、1号程度のラインなら大抵のもので代用が効きます。 

ただテンカラは慣れるまで合わせでハリスが切れることが多いので、フロロカーボン製の0.8号から1号の専用ラインを買うのがおすすめです。

また透明のハリスは視認性が悪いので、はじめは蛍光カラーのハリスを使うのがいいでしょう。

 

 

④毛鉤

テンカラの毛鉤も多様化を見せ始めていますが、始めはテンカラの毛バリはサイズなどを考えて2、3種類程度を持っているだけで問題ありません。

サイズは「#」で表されますが、#12~14が標準的です。

自身の好むカラーバリエーションを揃えてみたり、魚が興味を示しそうな色味の派手な目立つ毛バリ、釣人から見やすいホワイト系の毛鉤など揃えてみるといいかもしれません。


 

□ あると便利なもの

 

①偏光サングラス

普通のサングラスでも裸眼よりは見やすくなりますが、偏光サングラスは釣りに特化しているため特に水に反射する光を遮断してくれます。

魚からのアクションをいち早く察知することでより釣果を上げることができます。

 

 

 

②毛鉤ケース

毛鉤は軽く小さいのでたくさん携帯していても邪魔になることは少ないです。

ロストしても予備があれば心強く、また流れてくる羽虫や昆虫の種類や狙う魚によって毛鉤を選ぶことができれば釣果に繋がることもあります。

 

 

 

③救急用品

釣行中にちょっとしたケガをしても絆創膏やガーゼなどあれば安心です。

 

 

 

④ショルダーバック

テンカラ釣りで使用する毛鉤ケースやライン類、ハサミなどを収納できるコンパクトなショルダーバックがあると、ライントラブル時などサッと対応できるのでとても便利です。

 

 

 

⑤ランディングネット

大物が釣れた場合、手元まで寄せてこられたのに最後に暴れて逃げられてしまうということがありますが、ランディングネットがあれば逃げられることなくあげることができます。

 

 

 

⑥ハサミ・フォーセップ

毛鉤の糸通し穴は小さいので専用のハサミ(ラインカッター)を使用すると通りやすくなります。

フォーセップとはプライヤーのような「針はずしツール」のことです。

先端部が細長くなっているので、口の小さな魚でも楽に針を外すことができます。

 

 

 

⑦スカリ

 

 

スカリとは釣り上げた魚を安全に新鮮に活かしおく網でできた袋状の釣具になります。

網でできた大きい巾着袋みたいな感じで入れ口は 紐で絞り込んだりファスナーで締めるなどで魚が 出て行けない作りになっています

釣りを終えて帰るギリギリまで魚を活かしておくことができる優れものです。

 

 

⑧クーラーボックス

ほとんどの釣り場で釣った魚のキープが可能で、釣り場で決められた数だけ持って帰ることができます。

魚を持って帰って食べる場合は、釣りが終わるまでは魚はスカリなどにいれておき、帰る頃に釣り場によって決められた処理場で内臓とエラを取り、血合いを洗い流します。

魚はビニール袋に入れてからクーラーボックスの底にいれ、さらにその上から氷をおくとかなりの鮮度を保つことができます。

 

 

⑩服装

基本動きやすい格好で大丈夫ですが季節に合ったウェアは用意しましょう。

夏場は半ズボンだとブヨなどに刺されることがありますので、なるべく露出は控えましょう。

また急な気候の変化もありますので、レインウェアは用意しておくことをおすすめします。

 

 

 

 

⑪釣り場にあったフットウェア・帽子は必須

足元は多少濡れても構わないよう防水ブーツを用意しましょう。

また帽子は日射病対策や、頭に釣り針をひっかけないように予防することも出来るので必ず用意してください。